僕が学生の頃、欲しくても欲しくても購入できなかったレコード
の一つなのですが、言わずとも知れたポーランド産のコーラスグループの
実質2nd(ドイツメジャーSABAからの唯一のリーダー作)
実際にオリジナル版は、実店舗で売っている所に出くわしたことがなくて
これまで再発のLPを持っていたのですが、仕事中に聴きたくて
結局CDで購入してしまいました。しかも録音レベルも良くて
CDは安くて完璧です。
Muzaからの1stは稀に見かけるのですが、このドイツsabaの
オリジナル2ndはなかなか見つからない
(とはいっても常に探しているわけでもないからかもしれませんが)
1stはタイトル通り、「bossa nova」(1967)の通り、スキャットボサ
に重きを置いたテイストなのに対し、
本作2ndはバックミュージシャンの力が強く、よりジャズヴォーカルに
近づいた印象。
でも、当グループのリーダー、ベルナルド・カフカ。彼がポーランドの
音楽学校のヴァイオリン科に在籍中にフィンランドのカフェでバイトを
していた時に(本当に学校に行っていたのか?笑)
ビル・エヴァンスのライブがそのカフェであったらしく、それを見て
感動し、音楽で食べていく決心をしたらしいのです。
なのになぜ、ビルエヴァンスとは真逆テイストのグループなのか?笑
そういうノリの勢いなアバウトな感じもこのグループの雰囲気に
合っている感じがして尚、好きです。
Hi と Lo がうまく入り混じったバランスの良い曲群。
一番有名なのはこの曲でしょうか?
気になる方は是非ご一聴を。