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音ネタ.80
US西海岸のスピリチュアルジャズのレーベルNinbus。

このNimbusはいつもジャケ買いしようとするといつもこのレーベル
なことが多くて、しかも決まって外れなし。(モノクロ多し)個人的に
すごく好きなレーベルの中の一つです。

名門Nimbus所属のアーティストでもそれほど知名度のない、
ROBERTO MIGUEL MIRANDA というベーシストのリーダー作
2nd。やっぱりジャケも秀逸です。

父と兄に当たる「Raphael」にささげたアルバムなのですが、
同タイトルが白眉。



 

Roberto Miguel Miranda
”Raphael



トータル11分以上ある大作のこの(個人的に)名曲。
ふつふつと込み上げる気持ちを抑えたかのような漆黒の冒頭から展開し
まだかまだかと待ちわびた4分35秒頃から始まる極上のディープジャズ。
最後はフリージャズ〜エクスペリメンタルに変幻自在に移行するあたりもさすが。


これを父と兄に捧げる感じが、頭の構造はかなり一線を越え、紙一重なのか
天才だと思います。

楽器の編成も80年代独特な感じ。気になる方は是非ご一聴を。















 
音ネタ.79
今日の仕込中、繰り返し聞いていました。

パナマ産のサックスプレイヤーの実質の2nd。
アップナンバーの多いお馴染みの1stよりもよりファンクに傾倒した
名作(だと勝手に思っています。)


だんだん日差しも強くなってきて、夏へと一歩一歩
近づいている気がします。こういう時にふと選んでしまいたくなる
ジャケ。
内容もスピリチュアル〜ファンク色が強くて気分が上がるものが
いいです。
その実力はマイルスのバンドにも所属していたほど。



何といっても最後の収録曲。

Carlos Garnett
”Let Us Go To The Higher Heights



特に3分35秒あたりから急に
ファンクビートが変化するあたりから血流が早くなります。
高速道路走行中にこの曲を聴くと、ついついスピードを
出し過ぎてしまう感じです。

気分が盛って盛って、この曲を聴くと仕事にならない。
サックスのソロがきまるジャズファンク。



裏ジャケもいいんです。

気になる方は是非ご一聴を。






 
GENERAL VIEW
先日、知人から教えてもらったとてもうれしい情報なのですが、

最も尊敬している方の中の一人である、平林奈緒美さんが
主催するライフスタイルのWEBショップがオープンしたとのこと。





平林さんといえばA&Sのロゴや雑誌「GINZA」のデザインを
手がけたことでも有名ですが、僕にとっては平林さんのプライベート
の内装デザインがとにかく共感が持てるものばかりなんです。

メディアにも多数公開されているので、ご存知の方も多数
いらっしゃることと思いますが、プライベートでも本当に細部まで
抜け目なく内装デザインを作り上げる姿勢には本当に素晴らしい。
共感がもてる商品ラインナップでうれしくなってきました。

日本ではなかなか取り扱いの無いものがほとんどで、
僕も探しても見つけられなかったものが多数。

特にスクエアコンセントボックスはアメリカの某ホームセンター
で購入可能だと情報は入手したものの、どこか分からず探しても
どうしても見つけられずにいたもの。

これが簡単に購入できるようになったのは凄い。


これまでヴィンテージ市場で探すしかなかった皿がマウント型のマイナスネジ
(木ネジ)なんかもドイツで見つけてきてくれて、サイズ展開も
してくれているのはうれしかった。このデザインの木ネジは1975年前後で
生産が終っていたものだからです。



(当店のトイレのタオルフックの取り付けネジもこのデザインの
マウント型木ネジをわざわざヴィンテージで探してオープン当初から
使っていたことにお気付きの方はいたとすれば嬉しい限りなのですが。)


他にも陶器製のオーヴァルの取っ手やかんぬき、(下の画像はステンレス)


ドアノブなんかも
「わかる。わかる。」
って感じのがうれしくなってくるものばかりなんです。
本当に古いものから新しいものまで良いものを見てらっしゃる
ことがわかる商品ラインナップで、まさにかゆい所に手が届く
といった感じです。

まだオープンしたばかりらしいので、平林さんのキッチン壁で
使っているサブウェイタイル(NYの地下鉄の壁の白いシンプルな
長方形タイル)が商品ラインナップに入っていないのが意外でしたが、
これからおそらく平林さんのことですからそろってくることでしょう。
僕も探したことがあるのですが、確かアメリカではなく中東の方の業者で
通常のルートがなかったような気がします。



僕も自宅を建てる前にこのWEBショップがオープンしていれば
使いたかったものが数点あったので残念ですが、これから内装デザインを
する方にとっては圧倒的に実力のあるお店であることは間違いないと思います。
















 
音ネタ.78
今日は台風の予報だったにも関わらず、
心配はよそに、いつのまにか通り過ぎたような
(いったいいつ通り過ぎてしまったのか?)
シトシト、コトコト、降る雨でした。

いつも以上に、ゆったりとした時間の流れていた
夕方の店内で選んだのはこのCDでした。



 

Ryan Francesconi

”Parables”

 

”Deep Rivers Run Quiet

 

”Parallel Lights


アメリカ産でありながらブルガリアンフォークへ傾倒した渾身の1st
硬質でありあがら繊細な弦を奏でる指は、クラシックを通過したような
洗練された作品群だと思います。

気温は低いながらも飽和した結露が作る半透明な雨の日に
心地よく感じます。

ジャケットはブックレット(カード)仕様になっていて
中央のデザインが替えれる丁寧な装丁デザインです。

写真では晴天のようです。






明日は晴天のようです。


気になる方は是非、ご一聴を。








 
城 進さんの白磁。
三重県の伊賀で作陶されている陶芸家 城 進さん。

カフェやプライベートでもよく使わせて頂いている
城さんの器なのですが、ご本人に白磁を見せて頂いて以来
とても、とても気に入ってしまって、じっくりと打ち合わせを
させて頂き、当店の為に特注で作ってくださいました。






薪窯の灰がかかったかのような黒い点紋は鉄分を多く含む磁土を使う為。
当店はこの鉄分がより多めのものをお願いしました。


白磁の目の詰まったずっしりとした心地よい重みと、李朝を通過したような
少し青みがかった一見何でもないように見えて計算され尽くした美しいフォルムは
城さんの独特の白磁が故。以前はデルフトやフランスアンティーク
の白磁なんかを買いあさっていたのですが、最近ではプライベートでは李朝
の古いものが多くて、そんな中、城さんの器は全体的にそこによく溶け込む
気がします。

その話は長くなるので、またの機会に。。












さて、何を盛らさせて頂こうか。。。









 
2015年 5月の営業予定です。


標題の件につきまして、

5月は通常の定休日(木曜日、金曜日)の他、
5/5(火曜日)を臨時休業とさせていただきます。

GWではありますが、5日(火曜日)のみ臨時休業させて頂きますこと
どうぞご了承いただけますようお願い申し上げます。



GWだからといって、実は毎年大して繁忙期間という感じではない当店です。

割とゆったりと営業していると思いますので(笑)どうぞご利用ください。

皆様のご来店心よりお待ちしています。


cafe-shiroiro
店主。